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アンティーク、コレクティブル食器を販売目的で輸入する際、食品衛生法に基づく検疫検査が必要となります。


海外製品…特に直接、口を触れる食器に関して人体に害が及ばないよう防ぐ目的の検疫検査となります。

◻︎検疫検査方法とは?

ファイヤーキングは種類が豊富なコレクティブル品ですが、カラーや形状の違い毎に検疫検査が必要となり、一度検査したものと同様の商品を輸入する際も、また検疫検査が必要となります。

種類やカラー違い毎に、その品物の一部を削り成分分析となります。

正直なところ、毎回検疫検査を受けていたら検査に関わる費用も時間もかさみデメリットでしかありません。

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ファイヤーキングを輸入する際、必ず通関で品物のチェックが行われます。私の場合は個人輸入ですが、ほぼ開封されチェックされています。

通関は品物の分類と関税、検疫検査などのチェックと報告業務を行い、ここで関税や検疫検査に当てはまる可能性がある荷物は止められ、受取人宛にハガキにて通知されます。

関税や検疫検査は、全てが対象とはなりません。明確な基準がないのでハッキリした事は言えませんが私の主観として…

関税に関するハガキが送付される場合
✅荷物の重量 10kg超
✅荷物の価格 $300超

検疫検査に関するハガキが送付される場合
✅荷物の重量 10kg超

荷物が大きいもの、複数あるものは、必ず開封されチェックされています。

関税ならインボイスを提出を必ず求められます。売主から事前にインボイスを用意しておくとスムーズに対応できます。

◻︎ 検疫検査対象となった際の対応

2018年現在、個人輸入は行なっていないので解りかねますが、私が実際に経験した内容を書いてみます。

ファイヤーキング(アメリカン・コレクティブル雑貨)に出会い、最初の個人輸入は販売目的ではない少量輸入だったので関税も検疫検査も対象にはなりませんでした。

後に、ファイヤーキング専門のECショップを立ち上げ輸入量も増えると、関税と検疫検査の通知が…

関税に関してはインボイスをFAXして配達時に支払い。

ですが検疫検査については、実施した時点で大赤字となります。先の説明のようにカラー別、種類別で、その個体の一部を削り落として検査するので…


検査費用 + 検査時使用商品 = コスト

検査費用は当然ですが、検査に使用した商品も削られて(キズもの)しまうので商品としての価値はなくなります。この時点でロスが発生してしまうのです。

これが納得出来なかった(自分勝手ですね)ので『個人使用です』と言って輸入しました。(悪い例なのでマネしないでね)

そんな事を2回繰り返し…3回目の輸入で、その嘘は簡単に見破られました。

担当官は、事前に私のECショップを把握していたのです!
ECショップは『特定商取引法に基づく表記』が法で定められているので、販売者名、販売先住所、連絡先などの情報で簡単に調べられるのです。

この時点で販売者としての輸入が確定。

ですが、唯一『検疫検査』を行わなくても良い方法がありました。2018年現在有効かは保証できませんが、保健所の担当者と話してみる事をお勧めします。

◻︎ファイヤーキングを販売目的で輸入する際の検疫検査を免除してもらう方法。

ファイヤーキングは1940〜1960年代を中心にアメリカで製造されたガラス食器です。このファイヤーキングはコレクターが全世界に存在し、実際に食器として使う人もいれば、使わずに飾っておくだけの人もいるのです。

なので、このファイヤーキングを食器としてではなく『装飾品』としての販売であることに変更すれば、検疫検査は必要ないとの回答を頂きました。

保健所に対し『装飾品扱いでお願いします』だけでは当然ながら納得してもらえません。

なのでECショップ自体を全面見直しました。

サイトトップ
目立つところに『当店のファイヤーキングは装飾品としての販売となります』と明記。理由も「食品衛生法に基づく扱い」としての内容を明記しました。
商品の画像
変更前は使用を前提とした画像(マグならコーヒーが注がれている)だったものを、商品単一画像に差し替え。
商品説明
使用に関する内容は全削除。
例えば『このプレートはパスタがお勧めです』など食品の話題はしない。

これさえ守れば検疫検査は免除となりました。ですが輸入する毎に通知は来るので、その旨を担当官に伝える必要があります。